2023年6月の野鳥ギャラリー

Photography by Dr.Yoshiyuki Itatsu

今年は平年よりも一週間ほど早い梅雨入りでした。
暑かったり涼しかったりで体調のコントロールが難しい時期ですね。
雨が多いと野鳥も大変そうです。
今回はどんな姿を見せてくれるのか、板津先生のコメントと共にどうぞお楽しみください。


今年は渡り鳥の到着が遅れており、ヤマセミのフォトのみです

ラブラブのヤマセミ・カップル、矢作川にて。
今頃は抱卵中でしょうか、無事に誕生を願っています。
ヤマセミは全国で急激に減少していますので。

Photography by Dr.Yoshiyuki Itatsu
Photography by Dr.Yoshiyuki Itatsu

水面スレスレを飛翔する 


先生のコメントの「ヤマセミは全国で急激に減少」という部分が気になりまして軽く調べましたところ、ヤマセミは準絶滅危惧種のようで、各都道府県のレッドデータでその減少原因が挙げられていますが、例えば岐阜県のホームページですと

本種は河川上中流域や渓流に沿った土状の崖に営巣しており、そのような河川環境が喪失している。河川沿いに道路が建設され、釣り人が繁殖地に立ち入ることで繁殖が阻害されることも考えられる。

https://www.pref.gifu.lg.jp/page/4595.html

と記載されていました。

住める場所を壊されたうえに、巣を作り子育てする邪魔もされるのでは生きていくことは当然難しい。スズメやカラスのように街中に適応できない野鳥たちは減る一方なんでしょうね。悲しいです。
行政がもっと強制力を持って主導して自然環境の改善に尽力してくれたら巡り巡って結果的に市民にとっても良い環境になる気もするのですが。海外で自然&動物との共存の成功例を聞くたびに、日本もそうなって欲しいと願わずにはおれません。

長くなってしまいましたが、皆様のお住いの都道府県では野鳥を取り巻く環境保全がどうなっているか、もし宜しければ一度ホームページを検索してご覧になってみてください。素敵な取り組みをされているところがあれば、是非広めてくださいね。

板津先生、今回も素敵なお写真をありがとうございました!